
2017年アメリカ映画。高名な仕立て屋が、若いウエイトレスをミューズとして迎え入れる話。
序盤から破滅の匂いしかしなかった。レイノルズは不快に思いながらも母親の面影を感じるアルマを切り捨てられず、アルマは独占欲からレイノルズにひどく執着して、最終的にはお互いの歪んだ愛をお互いに受け入れたということなんですかね…? お互い相手を愛しているようで相手を見ていない感じで、何とも言えない気持ち悪さがある。アルマがどうしてそこまでレイノルズに執着したのかもよくわからなかった。レイノルズ自身に惹かれていたわけではなく、彼女自身の自尊心の暴走なのかも?
ラストの幸せ家族っぽい映像は幻想(妄想)かもと思ったんだけど…どうなんだろう…。
レイノルズの神経質で偏屈なところはまあ納得できる。芸術的で創造的な仕事をするには、どこか浮世離れした生き方をしなければならなかったのかもしれない。日々生活感にまみれていると感受性が失われていくのかもしれない。だから仕立て屋としていい仕事をしたいなら、ミューズはあくまでミューズにとどめておかなければならなかったんだよな。女性が愛を求め始めたら切り捨てていた姉はマネージャーとして優秀だった。でもアルマを切り捨てられなかったのは母親の面影があったから?