
右京が紅茶店で意気投合した女性とディナーを楽しみ、タクシーで送り出した直後、大手通信会社会長に言いがかりをつけられて殴り掛かられた話。
何というか全体的にふわふわしててモヤモヤする。登場人物がみんなどこか浮世離れしていて、芝居がかっていて、心が見えてこないというか理解しがたいというか。結局、エリザベスが求めていたのは米村の莫大な遺産だけ? 自分が逮捕されてまで? でも右京さんのことは本当に好きだった? いまは遺産よりも右京さんに連れ去ってほしい? 降霊術は何だったの? 降ろしていたのは誰の霊?
米村のきょうだいたちはお人好しすぎて。財産目当てで近づいてきた詐欺師との結婚を許容するとか…さすがに警察に拘留中の詐欺師はやめろと説得したくならない? この詐欺師に莫大な遺産の半分を持っていかれるのは納得いかなくない? 自分の取り分どうこうというのを抜きにしても。兄の最期のわがままといっても、恋に狂っててとても正常とは言いがたい状態なわけだしなぁ。まあ説得しても耳を貸さないだろうから諦めるしかないのか。
エリザベスがこれまでどういう生き方をしてきたのか気になる。何がきっかけで詐欺に手を染めたんだろう。15で家出して金がなくて生きるために? 富裕層のひとたちを口八丁で騙して資金提供させたり、相手によってアプローチを変えて心をつかんだりできるくらいだから、きっともともと頭は良かったんだろうね。右京さんも恋愛感情ではないにしても惹きつけられていたみたいだし。
右京さんのエリザベスに対する気持ちがどう変化していったのかも気になる。当初は普通に好意をもっていたんだよね? どの時点で疑念をもったんだろう。どの時点で確信したんだろう。そしてどう思ったんだろう。動揺も見せずにドライに捜査していたけど、内心ではガッカリしたり腹立たしかったりしていたのかな。
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